Life is very short

人生なんてあっちゅうま

リモコン

 

現在、あらゆる電化製品において、リモコンは切っても切れないものになっているけれど、僕が初めてリモコンなるものに手を触れたのは小学生の高学年の頃。

 

実家にリモコン付きのテレビが来た時だ。

 

それまでテレビと言えば、当時、どこの家でも普通であったチャンネルを回すタイプのものだった。

 

別の番組を見たいときは、当然、テレビに近づいて、チャンネルを変えなければいけなかったことが、テレビから遠く離れていても、リモコン一つでいとも簡単にチャンネルを変えることができる。

 

子供ながらに文明の利器に歓喜したものだ。

 

ある時、友達が数人、家に遊びに来た時、彼らもリモコンに触るのが初めてであったのか、興奮冷めやらぬ感じだった。

 

それだけ、リモコンは僕らの間では珍しいものだった。

 

今なんて、水道から水が出るのと同じぐらい、当たり前のものになっている。

 

そんな懐かしいリモコンとの思い出。