ジムには多種多様なマシンがあるのだけれど、明らかに間違った使い方をしている(本来の使い方をしていない)人たちをよく見かける。
そういう人たちは大概、力任せで無駄な動きが多く、対象の筋肉に効かせられていない。
以前ならば、若干冷ややかな目で見ていたのだけれど、今は、本人がそのやり方で納得しているのであれば、「それはそれでいいんじゃないか」と言う気持ちに変化してきた。
ジムに来ている人たちが全員、自分のように筋肉を大きくしたいと思っているわけじゃないのだし、一見無駄な動きも見ようによっては全身運動をしていると捉えることもできる。
もし、本人が本気で筋肉を大きくしたいと思うならば、自分で正しい動かし方を調べるだろうし、スタッフに教えを乞うだろう。
少なくとも自分はそうしてきた。
それをせずに自分のやり方に固執すると言うことは、それが本人にとって一番やりやすい方法なのだ。
筋トレだけじゃなく、すべてのことにおいて、人にはそれぞれ思い思いのやり方がある。
自分のやり方と違うからと言って、それを否定するのではなく、「そういうやり方もあるのだな」と思うことで一層視野が広がっていく。
そうすれば、きっと人生も豊かになっていくはずだ。