今日は東京は雨。
自宅の窓から外の様子を眺めながら、何となくスマホを開けると、図書館に予約をしていた本が用意できたという旨の連絡(メール)が来ていた。
自宅から図書館までは結構遠いのだけれど、幸いにも歩いて5分のところに本を受け取ったり、返却するだけの窓口があるので、傘を差して、向かうことにした。
傘を差しているにもかかわらず、雨脚が結構強かったので、ズボンがかなり濡れてしまった。
そんな雨の中、反対方向から、小学生らしき男の子がこちらに向かって歩いている。
よく見ると傘を差していない。
雨を避けて走るわけでもなく、ポケットに両手を突っ込んで悠々と歩いている。
で、段々とその男の子の表情が認識できるぐらいの距離になって、チラッと見たら、
「雨?そんなの関係ねえよ」と言わんばかりに、すました顔で歩いている。
「こんな雨脚だから、今更走っても、どうせ濡れるわけだし、だったら、そんなあくせくせず、ゆっくり行こうぜ」と、どこか達観しているようにも見える。
小学生なのに、何か、かっこいいぞ!
そして、彼と擦れ違い、僕はそのまま道を急いだけれど、家に帰って、風邪でもひいてなきゃいいんだけどね。