今さらではあるが「トナラー」と言う言葉を初めて知る。
ご存じない方に簡単に説明すると、「トナラー」とは、例えば電車内がガラガラに空いていて、座る場所はたくさんあるにもかかわらず、あえて自分の隣に座ってくる人のことを言う。
他にも、いろんなシチュエーションにおける「トナラー」が存在する。
よくあるのが駐車場で、他に停めるスペースはたくさんあるのに、あえて自分の車の横に停めてくる人。
これに関しては、まだ、「トナラー」と言う言葉が存在していなかった40年ほど前に、うちの父親がよくボヤいていたことを思い出す。
『他にも停めるところ、ぎょうさん(※)あんのに、何でわざわざ隣に停めんねん』と。
※ぎょうさん=たくさん
言葉は新しくても、人の行動と言うものは、何十年経っても、そうそう変わらないと言うことか。
そう言えば、ジムの脱衣場の棚においても、空いている棚はいくらでもあるのに、わざわざ隣に荷物を置いてくる人もいるもんなあ。
これもれっきとした「トナラー」だよね。
僕なんか、どちらかと言うとパーソナルスペースを保ちたい方だから、「トナラー」の心理はよく理解できないけれど、隣に誰か(何か)いないと不安になるのかなあ。
きっと、集団の中にいないと落ち着かないタイプなのかもね。
わからんけど。