とうとう竜王戦の季節がやってきた。
トーナメントを圧倒的な強さで勝ち上がってきた若手の有望株だ。
そう言えば、同学年同士のタイトル戦っていつ以来だろう。
2015年度の羽生ー郷田の王将戦以来かも知れない。
これまで、藤井竜王のタイトル戦と言えば、対局相手が年長者ばかりだったので、藤井竜王自身もきっと特別な感情を抱いているはず。
そして、第1局の結果は82手で後手藤井竜王の勝ち。
7局あるうちのまだ1局しか終わっていないのだけれど、今日の対局を見た限りでは、早くも今期の竜王戦は藤井竜王のペースで進んでいきそうな雰囲気である。
何と言っても、伊藤七段にとって、先手番で星を落としたのは痛すぎる。
確実に先手番で白星を挙げていかないと藤井竜王相手にシリーズを制するのは厳しい。
伊藤七段としては第2局を是が非でも勝たないと4連敗のストレート負けもありうるかも知れない。
いずれにしろ、次局が今シリーズの行方を占ううえでも重要な一戦になることは間違いない。