いやあ、惜しかった。
というか、永瀬拓矢王座にとっては何とも悔やまれる一局だった。
9割方、勝利を手中に収めていたのに、一手の悪手であっという間に"勝ち"が掌から零れ落ちてしまった。
藤井聡太七冠が放った一手が永瀬王座の思考を狂わせ、悪手へと導く。
将棋と言うゲームの恐ろしさをまざまざと見せつけられた。
藤井七冠も勝ったものの、終局後も終始納得していない表情が印象的だった。
これで、藤井七冠がシリーズ成績2勝1敗として、王座奪取並びに史上初の八冠同時戴冠に王手をかけた。
永瀬王座は崖っぷちに立たされたけれど、何とか次局に勝って、最終局へともつれ込んで欲しい。