それにしても伊藤匠七段は他の棋士には滅法強いのに、藤井聡太棋王には全く歯が立たんなあ。
これで、対藤井戦は勝ち星なしの8敗目。
第1局で不利と言われる後手番において、せっかく<持将棋(引き分け)>に持ち込んだというのに、今日の負けで一気に水泡に帰してしまった感がある。
今日こそは、先手番の利を生かして、勝ってくれると思っていたけれど、またもや、藤井聡太棋王の軍門に下ってしまった。
伊藤七段も藤井棋王に勝るとも劣らない研究家でいろんな作戦をぶつけるのだけれど、何もかも藤井棋王に見透かされているように見える。
伊藤七段には申し訳ないけれど、先手番で勝てないようであれば、今期の棋王戦は敗退が濃厚になってきたな。
小学生時代の初対戦時に伊藤七段が藤井棋王に勝って、藤井棋王を号泣させたことはあまりにも有名だけれど、まるでその時の怨念が何倍にもなって、今、返ってきているようである。
いずれにしろ、伊藤七段としては、竜王戦に続いての完封負けだけは避けたいところだろうなあ。