いやあ、惜しかった。
藤井聡太七冠以来の中学生棋士を期待していたけれど、あと一歩届かず。
残念。
でも、最終成績が13勝5敗とは立派である。
藤井七冠も四段昇段時の成績は同じく13勝5敗だったから、実力的には四段と言っても差し支えない。
ただ、今回は巡り合わせが悪かった。
仕方ない。
ちなみに現行の三段リーグにおいて、中学生でリーグ入りしたにもかかわらず中学生棋士を逃してしまったのは5人ほどいたと思うけれど、過去の中学生棋士と比較しても、いずれの棋士も活躍度という点では少し物足りなく感じる。
そのうちの1人である豊島将之九段は確かに名人・竜王を経験し、三冠王も達成した名実ともにトップ棋士であることは間違いないのだけれど、中学生棋士を逃したこともあってか、ここ一番の勝負強さには欠けているような気がする。
反対に高校生棋士は過去、多数誕生している。
しかし、たったマックス3歳ほどの年齢しか変わらないと言えども、やっぱり中学生棋士になるのと、ならないのとでは、過去の中学生棋士の活躍を見ても、棋士人生におけるアドバンテージがかなり違ってくることは間違いない。
だから、ゆくゆくは藤井七冠を倒す存在、ライバルになるためにも、山下三段には是が非でも、次期のラストチャンスをものにして欲しいのである。
次の三段リーグも目が離せない。