2回の千日手指し直し局の末、90手で藤井聡太叡王が勝利をあげ、対戦成績を3勝1敗とし、叡王3連覇を成し遂げるとともに、6冠を堅持した。
一方、挑戦者の菅井竜也八段は1回目の指し直し局を優勢に進めていたにもかかわらず、勝ちきれなかったことが非常に悔やまれる。
しかし、現代振り飛車の使い手らしく、最後まで藤井叡王を楽にさせることはなく、大いに叡王戦を盛り上げた。
それにしても、最後の詰み手順はAIの評価値を超えていて、改めて藤井叡王の終盤力に驚愕。
この先も名人戦、棋聖戦とタイトル戦が続くけれど、ここまで強さを見せつけられると当分、藤井一強時代は続きそうだね。