Life is very short

人生なんてあっちゅうま

仕事やってる感

 

今日、雨が降る中、住宅街の細い道を歩いていると、前方に高所作業車が道を半分塞いだ形で停まっていて、その横に交通誘導員のおじさんが所在なげに立っていた。

 

そして、その作業現場付近にさしかかった時、交通誘導員のおじさんは「待ってました」と言わんばかりに大げさに赤色灯を振って、僕を誘導し始めた。

 

雨が降っている上に、閑静な住宅街もあって、車の往来や人の往来は全くなかった。

 

なので、極端な話、おじさんがいなくても、問題なく通れるし、誘導されるほどのシチュエーションではない。

 

しかし、おじさんとしてはこの機会を逃してはいけないという気持ちが先走ってしまっているのか、「俺が誘導しないと危険で通れないぞ」と言わんばかりに、赤色灯で「こっちを通れ」と指示してくる。

 

こちらとしては「あなたがいなくても、勝手に通れますがな」という心境である。

 

もう、何だか「仕事やってますよー」のアピール感がやたらすごかった。

 

そこまで、やらないと誰かに叱られるのかというぐらいに。

 

そして、その作業現場を通り過ぎて、振り向きはしなかったけれど、おじさんはまた、誰かに内心ウザがれるんだろうなあ。