時々、実家から大量の食材が送られてくる。
大変ありがたいことなのだけれど、中には自分が敢えて避けている食材も入っていたりするので、扱いに困っていた。
捨てるのも憚れるし、そのまま食べずに置いておいても、賞味期限が切れて、結局は廃棄しなければいけなくなるし、どうしようかと苦慮していたところ、いつも利用しているスーパーで<フードドライブ>なる活動が行われていることを知る。
<フードドライブ>とは、家庭で余っている食品を集めて、食品を必要としている地域の生活困窮者支援団体や福祉施設等に寄付する活動のことだ。
願ってもない機会とばかりに、今日早速、自宅で眠っていた食材を<フードドライブ>の受付に預けてきた。
賞味期限が受付日より2ヶ月以上のものが条件なので、1つ1つの食材の賞味期限を確認する。
どれも、2024年まで大丈夫なものばかりだから、余裕でクリアだ。
これで良心が痛まずに済んだのでホッとする。
しかし、心のどこかでは、何だか押し付けたような気もしなくはないので、複雑な気分であることも正直なところ。
まあ、預けてきた食材がレトルトカレーと魚の缶詰なので、きっと、好きな人が喜んでくれるだろう。