Life is very short

人生なんてあっちゅうま

免許更新

 

「面倒だなあ」とずっとほったらかしにしていた免許の更新もいよいよ期限が迫ってきたので、今日、重い腰をあげて行ってきた。

 

前回までは<ゴールド免許>であったため、自転車で行ける最寄りの指定警察署で更新ができたのだけれど、昨年、手痛い違反(指定場所不停止)をやらかしてしまったために、今回は試験場か免許センターで更新をしないといけない。

 

いつもならば、江東区にある江東試験場まで行くところなんだけれど、今日は気分を変えて千代田区にある神田免許センターへ出向くことにした。

 

まあ、こっちの方が自宅から近いしね。

 

初めて行く場所だったので、駅を降りて、少し道を迷いつつも、何とか受付終了時間(午後3時)までに辿り着くことができた。

 

午後2時30分ぐらいに受付をしたのだけれど、試験場と違って、思いのほか空いていた。

 

受付から始まって、手数料の支払い、視力検査、写真撮影と30分ほどで手続きを終えることができた。

 

そして、あとは1時間の講習を受けて完了だ。

 

最初の30分は講師による講義、そして、残りの30分はビデオ鑑賞だ。

 

講師のおじさんも慣れたもので、手元に原稿らしきものがあるわけじゃないのに、実に滑らかな口調でエピソードを織り交ぜながら講義を進めていく。

 

いつもならば、眠たくなるところなんだけれど、今日に限ってはおじさんの話もスムーズに頭に入ってくる。

 

それだけ、おじさんの話術に引き込まれてしまった。

 

そして、ビデオ鑑賞は、交通事故で息子さんを亡くしたお母さんが出演されていたのだけれど、ご自身の名字と息子さんの名前を口にされていたので、「個人情報的に大丈夫なのかなあ」と思いつつ、講義終了後にネットで検索してみたら、お母さんは全国各地で交通安全について講演をされているようだ。

 

息子さんの話をすれば、いろいろと思い出して、泣きたくなってしまうと思うのだけれど、それを微塵も見せずに淡々と話すお母さんの姿が印象的であった。

 

淡々と話しているからと言って、決して、悲しくないわけではないと思うのだけれど、自身が交通安全を啓発していくことで息子さんが亡くなったことを無駄にはしないというお母さんの強い意志が感じられた。

 

 

講義が終了し、教室で新しい免許証を受け取ったのだけれど、写真を見たら、光の加減なのか、ほぼ眉毛がなくて、がっくりきてしまった。

 

本当は撮り直してほしいところだけど、仕方あるまい。

 

さて、もう一度、ゴールドに返り咲くために、この5年間は無事故無違反で行かねば。