今日、サウナ後の外気浴で椅子に座って涼んでいたら、隣に座っていたお父さんに話しかけられた。
お父さん:「いい胸してますよね」
これが女性相手であれば、即、セクハラで頬を引っぱたかれるところであるけれど、あいにく僕は男なのでかろうじてセーフ。
それはさておき、僕も日ごろの筋トレの成果を褒められたみたいで正直嬉しかったけれど、照れもあって、ここは曖昧に「はあ」とだけ返答する。
お父さん:「もうここは長いんですか?」
僕:「まあ、10年ぐらいですかね」
本当はもっと長いのだけれど、ここでも照れがあり、短かめにさばを読んで返答する。
お父さん:「私も胸を鍛えているんですがね。中々大きくならないんですよ。どう言う種目がいいんですかね」
僕:「まあ、ありきたりですけれど、ベンチプレスとかダンベルフライとかですかね」
と、以降も筋トレ談議が続いた。
僕の方はそろそろ、2セット目のサウナに入りたかったのだけれど、お父さんは次から次へと僕に質問を浴びせてくる。
話を中断するのも悪いし、僕も愛想よくそれに返答する。
どうも、昔から僕は話の切り上げ方が下手である。
相手から切り上げてくれたら、助かるのだけど、自分からは中々切り上げることができない。
相手の気分を害さずに切り上げる「キラーフレーズ」というものがないものか。
本当は「じゃあ、そろそろ、次のセット(サウナ)に入りますね」と正直に言えばいいことなのにそれを言うことに躊躇する。
相手が気分よく話しているのに、それを遮ってしまうことに悪を感じてしまうのだ。
結局、最後はお父さんが切り上げてくれたのだけれど、お父さんには申し訳ないが、どっと疲れた。
こうなったら、次からは<話しかけてくれるな>オーラでも出しておこうかな。
それはそれで抵抗があるんだよなあ。
うーん、悩ましい。