第81期名人戦第5局。
挑戦者の藤井聡太竜王が94手で渡辺明名人に勝って、対戦成績を4勝1敗とし、史上最年少での名人位を奪取。
それと併せて、史上2人目の七冠(史上最年少)を達成した。
将棋界においては、いろんな記録が存在するけれど、特にこの2つの記録についてはほぼ更新する棋士は現れないだろうと思われていただけに、改めて藤井"新名人"の強さに驚かされる。
これだけ強いと、否応なしに周囲は過大な期待をしてしまいがちだけど、その期待に押しつぶされることもなく、あらゆる最年少記録を更新していく姿を見ていると、ただ単に将棋の強さだけではなく、メンタルの強さでも本当に際立っていることを感じる。
そして、次なる将棋ファンの期待は史上初の<八冠=全冠>を達成するところを目撃することだろう。
それには、4日後に開幕する棋聖戦、さらには王位戦を防衛して、それから王座戦に挑戦者として名乗りを上げなくてはならない。
全冠への道のりはまだまだ遠いけれど、これだけ圧倒的な強さを見せつけられると、将棋ファンとしては大いなる期待に胸を膨らませてしまう。
これからも<藤井聡太>の戦いぶりに目が離せなくなりそうだ。