世の中はデジタル時計で溢れている。
街の中はもちろんのこと、自宅の目覚まし時計も愛用の腕時計もみんなデジタル仕様だ。
そんなデジタル時計を何気に見たとき、自分の誕生日が刻まれていると何だか嬉しい。
それが誕生日でなくても、数字がゾロ目だったり、並びが「12:34」だったりすると、気分が高揚する。
そう。大事なのは「何気に」というところ。
何の意図もなく、「たまたま見たらそうだった」というこの偶然性こそが大切。
くだらないの中にこういうささやかな幸せを見つけるのもまたいい。