今日、ジムの更衣室で着替えていると、唐突に声を掛けられた。
「腕、太いですねー。何かやってらっしゃたんですか?」
こういう場合の「何かやってらっしゃたんですか」は、恐らく、これまでのスポーツ歴を質問していると思うのだけれど、よくよく考えると、意味のない質問に思えてくる。
ちょっと、意地悪な言い方になってしまうけれど、腕が太いのはジムに通って、筋トレを継続している結果であって、過去のスポーツ歴なんて全く関係ない
たまたま僕は高校時代にアメフトをやっていたけれど、アメフトをやっていたからと言って、その後、何十年も運動しなければ、脂肪だらけの中年太りになっていただろうし、若い時のように、いつまでも引き締まった体を維持できるわけではない。
つまり、腕が太いのはアメフトのおかげではなくて、現在、筋トレをしているおかげなのである。
現に、学生時代に全く運動経験がない人でも、今、筋トレをしているおかげで僕以上にいい体をしている人って、いっぱい存在する。
と心の中で思いつつも、そんなことを実際に発してしまうと、角が立ってしまうので、もちろん、「アメフトをやっていました」と素直に答えるのだけれど、相手は案の定「やっぱり」と言う表情を返してくる。
もし仮にその時、「将棋部にいました」と言ったら、相手はどういうリアクションをしたのだろうか。
今度、違う人に同じ質問をされたら、試してみようかな(笑)