先日、こんなニュースを目にした。
この記事を見るまで、PHSのサービスが続いていたとは知らなかった。
かく言う自分もPHSのお世話になったひとりだ。
僕が大学生の頃は、まだまだ、通話料の高い携帯電話を持つことは高嶺の花だった。
PHSは通話料の安いことが最大の魅力であり、貧乏大学生にとってはありがたい存在だった。
確か、大学の生協にNTTパーソナル(PHS事業者)のパンフレットが置いてあって、それを見て、即、購入に至ったことを思い出す。
購入当初はとりわけ用事もないのに、友達のPHSに電話して、悦に浸ったりもした。
まるで最新のおもちゃを与えられた子供のように、ワクワクが止まらなかった。
けれど、携帯電話を持っていた同級生やバイト仲間に引け目を感じていたのも確かだ。
そんなPHSも一定の役目を終えて、表舞台から去っていく。
一昔前のダイヤル式の黒電話のように、その時代の象徴として、きっと後世に語り継がれていくことであろう。
短い期間だったけれど、僕の青春時代を潤してくれたPHSに感謝。