ジムから行きつけのスーパーへ行くには、どうしても電車の高架沿いの道を通らなければいけない。
その道すがらに車が2台停められるぐらいの小さい空き地があって、スチール製のロッカーが金網にもたれ掛かるように2台放置してある。
ここ最近というわけじゃなく、ロッカーが放置されて、もう何年も経過している。
そもそも、室内で使用するロッカーが屋外に野ざらしにされていること自体、何だか不自然であり、そこを通るたび、ロッカーのことが気になってしまう。
ミステリー小説の読み過ぎかも知れないけれど、もしかしたら、<ロッカーの中には遺体が?!>はたまた<抱えきれないほどの札束が?!>なーんて、妄想を膨らませることもある。
いずれにしろ、そのロッカーを目にするたびに、扉を開けたい衝動に駆られてしまう。
地域を巡回しているおまわりさんにはそのロッカーはどう映ってるんだろ?
ちょっと、気になる。