ブルース・リーの急逝により、最後の格闘シーン(一部)を除いて未完成であったものを過去の出演作のアップシーンを挿入したり、そっくりさんを出演させたりと何とか強引に完成までこぎ着けたツギハギ映画。
今回、初めて観たのだけれど、ここまでヒドい映画とは思わなかった。
中でも、本物の顔を鏡に貼り付けたシーンは失笑もの。
しかし、最後の格闘シーン(一部)に限っては本物のブルース・リーが演じているため、それまでのそっくりさんとは違って、技を繰り出すキレが凄まじく迫力満点。
その中でも、当時、現役のプロバスケットボール選手であったカリーム・アブドゥル=ジャバーとの闘いは必見である。
ジャバーは武道家でもあるため、二人の格闘は見応え十分だ。
また、二人の身長差が約50cmほどあるので、その対比も観ていて面白かった。
あと、オープニングとエンディングのクレジットタイトルのところも印象的で良かった。
けれど、全体的には残念な作品と言わざるを得ないかな。