今日、自転車に乗っていたら、こんな看板を目にした。
無断駐車の際に罰金を請求する旨の看板。
至る所で良く見かける。
でも、<5000円>とは随分と破格な値段設定である。
通常、こういう類の看板における請求金額は2万円もしくは3万円ぐらいが多いような気がする。
地方ならまだしも、東京で<5000円>とは何とも良心的だ。
しかし、厳密にいうと、このような看板(金額)に効力はないらしい。
そもそも罰金なるペナルティは国や自治体が法律や条例で定めることによって、発生するものであって、個人(私人)同士の間で罰金を課することはできない。
と言っても、全く支払い義務が発生しないというわけではなく、不法行為による損害金の支払い義務が発生する可能性はあるらしい。
例えば、30分程度の無断駐車ならば、近隣の駐車場(コインパーキング)の相場と照らし合わせて、300円程度が妥当らしい。
つまり、そのような看板に記載してある金額に法的根拠は全くなく、駐車場のオーナーの匙加減で書いているに過ぎない。
もちろん、無断駐車をすることはいけないことなんだけれど、看板に記載されている金額を支払った人も中にはいるんだろうね。
いずれにしろ、最低限の法律を知っておくことは、身を守るうえでも大切だな。