Life is very short

人生なんてあっちゅうま

昔とった杵柄

 

ジムの芝生エリアでボクシングの<ジャブ>を繰り返すおじいさんがいる。

 

年の頃は、70歳前半ぐらい。

 

マシンでの筋トレも欠かさないけれど、芝生エリアでの<ジャブ>もルーティンになっているらしい。

 

1kgほどのダンベルを手に持って、左右交互に<ジャブ>を繰り返す。

 

そう。<ストレート>や<フック>などは一切せずに、ひたすら<ジャブ>のみ。

 

そんなに<ジャブ>に思い入れがあるというのか。

 

おじいさんの足元に目を移してみると、通常のシューズではなく、足首まで覆っている"白い"ボクシングシューズのような靴を履いている。

 

そして、シューズには誰かのサインらしきのようなものも書かれている。

 

『このおじいさんは一体何者だ?』

 

履いているシューズからして、もしかしたら、その昔、それなりにボクシングを嗜んでいたのかも知れない。

 

シューズもかなり薄汚れていて、随分と年季の入った代物に見える。

 

昔とった杵柄ではないけれど、歳を取っても、<ジャブ>だけは体に染みついてしまっているのだろう。

 

それにしても、この記事を書いていて、今、気付いたんだけれど、<ジャブ>を<シャブ>に置き換えて読んでみたら、危ないブログになってしまうな(笑)