youtubeにちあきなおみがゲスト出演した<さんまのまんま>がおすすめ動画として流れてきた。
これまで、ちあきなおみと言えば、コロッケがデフォルメしたものまね姿が強烈すぎて、そのイメージが頭にあったけれど、実際は全く違った。
意外にも気さくな感じで非常に好感を持った。
見ているうちに、何だか、ちあきなおみの代表曲である<喝采>が聴きたくなった。
サビの部分は何回も聴いたことはあるけれど、フルコーラスで聞いたことは過去一度もない。
ちょうど、youtubeに日本レコード大賞受賞時の動画がアップされていたので、見てみた。
4分弱の歌なのに何だか1本の映画を見たような錯覚に陥る。
歌詞、メロディ、そして、ちあきなおみの歌声。
これらが三位一体となって、聴いている者の感情を容赦なく揺さぶってくる。
ちあきなおみの感極まった姿と相まって、恥ずかしながら、こちらも何だかもらい泣きしそうになった。
ジャケットに記載されている<喝采>の英訳(between stage)も地味ながらも秀悦。
ちなみにこの曲の発売が1972年。
そして、奇しくも<木枯し紋次郎>の放送開始も1972年。
おっさんの戯言かも知れないけれど、こういう作品たちに触れると、自ずと1970年代の日本はやっぱりいいなあと思っちゃうわけである。