Life is very short

人生なんてあっちゅうま

永遠

 

先日、声優の貴家堂子さんが逝去された。

 

享年87歳。

 

貴家さんと言えば、やはりタラちゃんを抜きには語れないだろう。

 

80歳を超えても尚、3歳児の声を違和感なく演じられていたことに畏敬の念を抱く。

 

アニメのサザエさんが始まったのが1969年。

 

サザエさん役の加藤みどりさんと共に、初回放送からタラちゃん役を演じ続けてこられてきた。

 

もちろん貴家さんと言ったらタラちゃん役が有名だけれど、バカボンハジメちゃん役やハクション大魔王のアクビ役の声も印象が深い。

 

サザエさんに限らず、アニメの放映期間が長きに渡ると声優さんたちの高齢や逝去に伴い、交代を余儀なくされてしまう。

 

それはルパン三世にしかり、ドラえもんにしかり。

 

以前にも少し書いたけれど、

 

僕にとってのルパン三世は<山田康雄>であり、

僕にとってのバカボンのパパは<雨森雅司>であり、

僕にとってのドラえもんは<大山のぶ代>なのだ。

 

そして、サザエさんで言えば、波平は<永井一郎>であり、フネは<麻生美代子>なのである。

 

決して、現在、担当されている声優さんが悪いとか、声質がキャラクターに合っていないとか、そういうことではなく、年代によって、やはり思い入れが違ってくるのは当然なのだ。

 

だから、現在、小学生の子であれば、ドラえもん=<水田わさび>として永遠に刻まれていくことであろう。

 

そして、僕にとってのタラちゃんはイコール<貴家堂子>として、永遠に刻まれていく。

 

53年間お疲れさまでした。

謹んでご冥福をお祈りいたします。