悪い癖だとわかりながらも、スーパーでの買い物の際、つい他人の買い物かごの中をチラ見してしまう。
カゴの中の品物はその人の年代や現況、または食への意識をおぼろげだけれど、垣間見せてくれる。
労働者風の壮年男性やまだ独り身であろう若い男性のかごには格安弁当が入っている確率が非常に高い。
一方、連れ添いが亡くなったと思われるご老人のかごには男女問わず、なぜか菓子パンが多い。
どちらの品物にも言えることは、添加物まみれであること。
もちろん他人の嗜好や信念をとやかく言う権利なんて僕にはない。
でも、もし体への影響や空腹を補えれば栄養は二の次という考えであるならば、ちょっと残念な気もしなくはない。