最寄駅からの帰路、幹線道路沿いに高級車のディーラー店がある。
ベンツをはじめ、ポルシェ、フェラーリ、マセラティなど軒並み500万円以上の高級車がガラス越しにズラリと展示してある。
先日、その店の前を差し掛かった時、年の頃は40半ば、顔は強面の細身のおっさんがウインドウにへばり付いて、食い入るように高級車を見つめていた。
瞬間、そのおっさんが、その昔、CMでやっていた上記画像の黒人少年の姿と重なった。
憧れの対象は違えど、おっさんも欲しいと言う気持ちを抑えきれなかったのだろう。
そのキラキラしたおっさんの眼差しに苦笑しながらも、心の中で少しばかりのエールを送った。
「買えるといいね」