女性同士の漫才師でこれだけ、長年に亘って一線で活躍したコンビは後にも先にも<今いくよ・くるよ>しかいなかったんじゃないだろうか。
男性コンビに勝るとも劣らないほど、<笑い>をかっさらっていく姿は、特段ファンでもなかった僕でさえも、かっこよく映った。
初めて、彼女たちを目にしたのは、小学生の時。
その時のインパクトは今でも鮮明に覚えている。
特にくるよさんのキャラクターはこれまで見たことのない強烈なものだった。
しかし、そんなくるよさんもいくよさんが亡くなってからは、明らかに衰えていった。
まるで、長年連れ添った配偶者に先立たれたように。
まさに<今いくよ・くるよ>は一蓮托生のコンビだった。
いずれにしろ、漫才の歴史に偉大な痕跡を残したことは間違いないよな。
ご冥福をお祈りいたします。