最近、ロケ地の今昔比較の動画をよく見ている。
当該映画或いはドラマに思い入れがあると、ロケ地の様変わりに一抹の寂しさを感じる。
反対に撮影当時の建物がまだ存在していると知ることができた時は、嬉しさもひとしおだ。
僕が好きな石坂金田一の「犬神家の一族」に出てくる旅館(那須ホテル)や警察署(那須警察署)の建物はまだ存在しているようである。
その旅館だけど、経営者ご夫婦の高齢を理由に現在、売りに出されているとのことだ。
建物自体古いものだから、もし、買い手が付かない場合は解体されてしまうのだろうか。
一ファンとしては存続して欲しい気持ちはあるけれど、事情を察すれば、こればかりは仕方ないことなのかも知れない。
ちなみに、寅さんの映画では僕の故郷(いなか)が舞台になったことがある。
もちろん、撮影も現地で行われた。
最近だと、東野圭吾原作の「祈りの幕が下りる時」のロケ地にも使われた。
子供の時から馴染みのある寺や参道、街並みがスクリーンに映った時は何とも不思議な気持ちになったことを覚えている。
ロケ地の風景がずっと変わらないで欲しいと思うのはきっとわがままなんだろうなあ。