Life is very short

人生なんてあっちゅうま

髭の思い出

 

最近、髭が濃くなった。

 

朝、剃っても、夕方には手で触れるとジョリジョリと音を立てるほど生えてきてしまう。

 

これも一種の老化現象なのだろうか。

 

 

ジョリジョリと言えば、小学生の頃、父親が自分のうっすら生えた髭面を僕のほっぺたに無理やり押し当ててくることがよくあった。

 

僕が「痛い、痛い」と言えば、言うほど、髭面の密着度が増してゆく。

 

何気に父親は楽しそうだ。

 

今、思うと、それは僕に対する父親なりの愛情表現だったのかも知れない。