Life is very short

人生なんてあっちゅうま

原風景

 

僕にとっての東京の原風景は東京タワーでも、街を行き交う人の多さでも、ましてやスカイツリーでもない。

 

山手線の車窓から見える雑居ビルが林立する風景だ。

 

―― 黒くすすけた壁

―― 怪しげな看板

―― 部屋の中に所狭しと並べられているスチール机

 ・・・etc

 

東京に初めて来たとき、この風景が強く僕の心に刻み込まれた。

 

今でもその風景を見る度に東京に居るんだなと再認識する。

 

僕にとっての東京は華やかさではなく、淫靡でディープなのだ。